霊園の魅力に迫る
最近では即席で粗悪品を加工して輸送するケースが増えてきて、なかには船から下ろさず返品するケースもあるとか。
目が利く石屋さんは、中国産に見切りをつけ、新たな国を開拓中と聞く。新墓石が決まったところで、再度ご住職に面会を申し込んだ。
ところがところがである。
初対面の時は、袈裟をかけられ、衣を召し、お扇子を正面に置かれていた。
お墓のサイズは、都内なら2尺×2尺か3尺×3尺。
座布団一枚分という。
息子が「座布団といったって、学校で使うようなコンパクトなものから、テレビの『笑点』に出てくるような特大座布団までいろいろあるんじゃない?」と言うから、サイズに合わせて座ってみた。
前者が61センチの正方形。
後者が91センチの正方形。
いずれにしても決して広くはない。
おまけにお骨は順番に地下に積み上げていくというから、体重42キロのか細い私の体の上に、夫の81キロ近い巨体がのしかかってくるかと思うと、おちおち休んでもいられまい。
スペースを求めれば当然金額も張るだろうから、まぁ3尺×3尺でお願いすることにした。
墓石代金、消費税入れて215万円也。
「それなら初めから言ってよ!」とのどまで出かかった。
つまりご住職は永代使用料は値引きし、その分墓石に上乗せしようと考えていらしたのだ。
ところが石屋さんがご丁寧に消費税の金額まで私に告げてしまったものだから、この上永代使用料まで値引かされたんではたまったもんじゃないと怒りが込み上げていらしたのだろう。
情けをかけてくださったご住職のお優しさはどこへやら。
この日は、作務衣姿で現れ、やたらと機嫌が悪い。
石屋の総元締めで、実質上の社長がご住職の素顔だという。
墓石のココだけの話をしましょう。良い意味で墓石とは別物です。
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